バイクのポジションについて


最近思うのですが、バイクのポジションであまり重要視されない部分で、案外重要だと思わせる部分があるので、
そのことについて。

なにが重要かというと、ステップからシートの高さです。
地面から、シートまでのシート高はカタログにも載っているし、私のように身長の高いライダーは、そこの数値が高いほどドキドキします。
が、実際に跨って走っているときはステップからシートの高さの方が重要だと気がつきました。
もっとも、シート高はローダウンする事によってある程度下げることが出来るし、ハンドル位置もオフ車など半ば交換して自分好みにするのが当たり前になってますが、果たしてステップは?どうなんでしょう?

なぜそう思ったかというと、普段の足に使っていたCRM80で、ノーマルシートは低すぎて膝がきつかったので、自作ハイシートにしてみました、
すると、非常に踏ん張りが利き、滑りやすい路面での走りが変わりました。
逆にKTMでは膝が伸びてしまい、踏ん張りにくくなってしまいました、で、ステップの嵩上げでステップからシートの距離を縮める事によって良好な結果が得られました。

ビデオなどで、外国の背が高いライダーがスタンディングで走っている姿を後ろから見ると、またの間から前が見えるほど隙間があります、まあ、あのレベルまで行かないにしても、
見た目にもバイクがコンパクトに見えるし、実際に「太ももグリップ」が「ニーグリップ」に変わるので、
膝を軸にコントロールしやすくもなりました、
と言うことは、この距離は乗り方にもよりますが、結構重要な点であるのでないのかな?と思うのです。

常にステップに対して力が必要な自転車においてはそれこそミリ単位での調整をしています、
バイクではそこまで必要ないにしても、特に私のように背が低いライダーは、この数値に多少こだわってみるのも、
良いのでないでしょうか?

そういえば、昔、ランディ・マモラと言う選手が、ハングオンで外足が足りなくてステップから足が離れる「マモラ乗り」をしていたのを思い出しました。


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