’87 四国ツーリング

これがすべての始まりだった


1987年 8月12日から8月16日


名古屋〜大阪〜室戸岬〜高知〜名古屋


8月12日

準備は万端?

きっかけは、単純だった、カワサキのキャンプに行ったときにテントを2000円で購入、時価5000はするものだった、キャンプはしたことはあるので、「これは、1発キャンプツーリングでもするか」と言うことになり、ディスカウントショップにて、1000円のシュラフ・750円のコッヘル・2000円のガスストーブ・etcをそろえ、バイクにくくりつけいざ出発!!、今思うとすごい荷物、Ns400に積むものではないよなぁ。


8月13日

いよいよ四国へ

前日に大阪の友人宅へ行ったので、まずは淡路島に渡ることにした、友人に見送られ阪神フェリーに乗るため西宮へ、「大渋滞だ!!」このフェリーはお盆はかきいれ時なので順番待ちがすごい、しかし、ここはバイクの良いところ、横をすり抜け料金所に行くと、「バイクはこっちだよ」と言われ、あっさり乗船、バイクでよかった!!。
淡路に渡ると、ひたすら南下!!、目指すは鳴門大橋へ!!、橋を渡るだけにお金を払うのはもったいないので、橋の上で記念写真(もちろんやっちゃ駄目だよ)少しでも元を取ろうといじましい私、四国に渡るとすぐにインター、その前でねずみ取りをやっていた「ひっかかんないよーだ」。


目指せ、室戸!!

鳴門市内は渋滞していたものの、、後は快調に南下、徳島を過ぎたところで昼、そのままひたすら、しかしゆっくりと走る。飛ばしたらもったいないような道、信号もないので計算通りに進んで行く、室戸の手前で食事、店の中には鯨の写真があった、何でも昔は見えるところまで鯨が来たそうだ、もうちょっと走ると室戸、快調に走る。
室戸岬は、よく見ないと通り過ぎてしまいそうだ、なにしろ普通岬というと、”派手な観光地”を連想しがちだが、ここにはなにもない、本当に何もないのである、しかし、この閑散とした雰囲気だ好きだ、遊歩道をうろうろしているうちに夕方になりキャンプ場へ。


初体験

室戸は、夕陽丘キャンプ場に着く、先客にXT500氏がいて、あいさつをしテントを張るところを決める。
なにしろキャンプは初体験だ、(普通のキャンプはしたことはあるが、バイクでは初めて)初体験というと、「おねがいやさしくして・・・」と、言ったところだが、男がやると気持ち悪いので、ここは一つびしっと行きますか。
4人用のテントは広い、安物のシュラフはでかい、コッヘルは必要以上にでかい、ガスストーブは火力が弱い、などの苦難の末なんとかご飯を炊くことに成功!!でもおかずは缶詰と、ボンカレー、これなら外で食べた方が良いのでは?との声をよそにあくまでもマイペースな私であった。



8月14日

あっと言う間に終点へ

室戸をでて、目指すは高知へ、そのままだとすぐに着きそうな距離、時間潰しを兼ねて龍河洞に行く、「すずしー」と言うわけで、外の暑さを忘れるほどの天然クーラー、思わず昼寝をし2時間ほどワープすることに成功!!、さて高知に行くかぁ。


はりまや橋から桂浜へ

あんまり早く着いても仕方がないので、高知市内をを探索することにする。
まずははりまや橋へ、「とさの高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見る、よさこい、よさこい」で有名なはりまや橋に行く、丁度よく観光客も少なく、記念写真を撮りまくり気分はすっかりただの観光客、こうなったら次は桂浜だ!!とミーハー根性丸出しで観光地のはしごすることに、観光地名物の渋滞や駐車場無い攻撃をものともせず、傍若無人なバイク乗りはどんどん突き進む。
ここがあの桂浜かぁ、坂本龍馬に一礼し、浜辺でしばし休憩、闘犬などをひとしきり見物後いよいよ友人宅へ。


え!!まだ飲むの!!


友人宅で、歓迎の宴会が始まる、何故か近所の人たちまで来て大騒ぎ、酒は出るは、カラオケは出るは、食べ物は山ほど出るは・・・、さすがに高知だ魚は旨いし酒も旨い、「お酒はどのぐらい飲めるの?」「少々です」と言うと2升は飲めると思われるので要注意!!、少々は升升で2升らしい、とんでもないところだ。
近所のおばさんたちと”はちきん”について語る(私はおばさんにはもてるんだよなぁ)、粋な男勝りな女の人のことらしい、ふと見るとすでに、私の前にはからになった1升瓶はすでに5本、人体の神秘、どこに入っていくのだこの酒は(もちろん全部私が飲んだ訳ではないです)食べ物もなくなりそろそろお開きになり、やっと酒から解放されると思ったら「町の方に飲みに行こう」だって!!、あんたら化け物か!!、こうして高知の夜は更ける。


8月15日

二日酔いの朝

記憶が無くなるという最悪の事態は逃れたものの、さすがに気分が悪い、うごきたくない、「俺に話しかけるな!!」状態で友人と昼までごろごろ。
やっと復活したので、今日は車で出かけることに、さすがに高知の海は綺麗、これでも昔より汚くなったそうだ。
まあ、私が見れば綺麗なのでひとまず満足、高知名物?”アイスクリン1+1=1”を食べしばし海沿いをドライブするのであった。


8月16日

高知から名古屋一気走り

友人はもう仕事なので、今日でおいとますることに。
朝8時に出発、今日中に名古屋に着くだろう、しかし四国の道は走りやすい、信号が少ないので計算通りの距離が稼ぐことが出来る、途中よくねずみ取りをやっている所を聞いていたので、あまりとばせない、しかし昼にはもう吉野川沿いを小松島に向かっていくことが出来る、今回はいつものんびり走っていたので、ここも景色を楽しみながらのんびり。

小松島から和歌山にフェリーで渡る、ここからは家に向かって一気と言いたいところだが時間もあるので堺に行くことに、堺の友人の店で写真のDPEを頼み、待っている間堺見学。

結局家に着いたのは夜10時、堺からはそれなりのスピードで帰ったので予想より早かった。


ツーリング終わって

今回は初のキャンプツーリングと言うことで、何も知らずにまずは試しと言ったところでした、もう1泊ぐらいどこかですればよかったです。
道具に関しては、天候がよかったこともあり、安物でも十分でした、しかしかさばるのだけは困り者、ただでさえ荷物を積むようにはなっていないNSは、正に荷物のお化けでした。
次からが本番なのですが、その時にはやはり雨のため安物テントの弱点が・・・、それはまたの機会に。


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