1993年 四国ツーリング 台風だけど行くの?ツーリング前編

UPDATED 1997.1.10

1993年8月8日〜

今回は四国1周の予定、あくまでも予定だったのだが・・・
それと、自然をなめてはいけないですよ、ほんとに。


8月8日 (曇り後雨)

名古屋〜大阪

今日は大阪に行っただけ

準備も終わったところで昼からのんびり出発となる、しかし廻りからは「台風が来ているのに行くの?」との声が、「大丈夫大丈夫」と一路西へ、あんまりゆっくりしていると雨がふってきそうなので夕方に友人宅につき明日からに備える。


8月9日 (雨)

大阪〜和歌山港

台風だ!!

今日は朝から雨、いよいよ台風のお出ましである、四国に渡るべくいつもの和歌山港に向かう。しかし、進むにつれ雨だけでなく風も強くなる。
ただでさえ重心の高いオフロードバイク、しかも、家財道具一式を担いでいるとなると、風が吹けば桶屋が儲かるではなく、風が吹けばバイク屋が儲かるほどの風、大和川の橋の上では、おばさんスクーターが「きゃー!!」と言う悲鳴とともに飛ばされそうになる、「あぶないなぁ、こんな日にバイクなんか乗って・・・」私に言われたくないって?。
四国が俺をまっているぜと思いつつやっとの事で和歌山港に着く、すると、”本日は台風のため欠航”だって、よく考えたら当たり前、
私って馬鹿?。


8月10日 (晴れ)

和歌山港〜木頭村

ついに上陸

台風も過ぎ去り、朝早くの船にやっと乗り込む、和歌山港ではドカシーとシュラフで1晩過ごしたのだが、約30人ぐらいの人がやはり出航を待っていたので退屈はしなかった、朝7時小松島着、台風一過とはこのことすばらしい快晴である。

台風後の林道その1

さて、今回のメインの剣山スーパー林道である、この林道も何回目になるのかな?オフロードバイクに乗り出してからほぼ毎年1回は来ている、それほどこの90q林道はすばらしいし、ほかにはないと思っている。
和歌山でゆっくり出来たのでガソリン給油後そのまま林道へはいる、天気もいいし今回は快調快調!!国道に一旦出るまでの序盤部分も、台風の影響があったものの、バイクなら楽勝!!帰って車が入って来れないので楽だった。
国道をつなぎまた林道へ、通行止めの看板があったものの「こんなの無視無視」いつもこの手の看板があってもバイクならいけてしまうのだ。
国道からは行ってすぐに崖崩れがあった「このことだな、さっきの看板は」バイクが通れるぐらいの余裕もあったので、そのまま気にせず入っていく、一人で行くとあまり休憩を取らないので、「このまま一気に出てしまうか」と思えば自然とペースもあがって行く。

台風後の林道その2

ファガスの森も過ぎ、小さい崖崩れをいくつか過ぎて、残りもあと15qぐらいになったら前方に立ち往生している1団がいる、「どうしたの?」と聞くまでもなく前方には崖崩れが・・・、しかも道が流されてしまってない!!、ここにいる人数は約5人、しかし危険なので別ルートへ行くことに、10qほど戻れば、下に降りる道があったのでそこへ行くことにしたのだが・・・・。
分岐から3qぐらいにところで木が倒れ込んでいた、ここに来るまでにすでに人数は10人ぐらいなっていたので、力を合わせて撤去する、またしばらく行くと木が倒れていて、撤去する、これを何度か繰り返すうちにいよいよ道が無くなってしまった
さすがにここはひどく、一目見て断念「一人か二人落ちる覚悟ならいけそうだね」と冗談は出るもののすでに疲れていたので国道に引き返すことにする。
今日のキャンプは、木頭村のキャンプ場の横の空き地、実は間違えてテントを張ったのだが、そこにいた4人全く気づかず「水が出るしトイレもあるしただだからいいや」と、いいかげんなものだ。


8月11日 (晴れ)

木頭村〜高知〜四国カルスト〜足摺岬

四国カルスト

今日も快晴!!元気!元気!と言ったわけで、今日はほとんど舗装路だけのよけいなので一気に四国カルストへ、ここは標高が高いこともあり、大変涼しい、こういった涼しいところに行くともう下界には降りたくなくなります、高原を気分良く走ると、有りました有りました、例のカルスト独特の岩が、しかし、秋吉台よりも規模が小さいのであっと言う間に通り過ぎてしまった、しかもその後宇和島にでる道が時間が掛かること、他のルートの検討要す。

黒尊林道

四国の林道の、東の雄が”剣山スーパー林道”だとすると、西の雄はやはりこの”黒尊林道”でしょう、

しかも剣山と違って、かなりのテクニカルコース、こういった面でも反対にある林道だ、何度来ても楽しい、もちろん、普通に走り抜けるのは難しくないのだが、この適度な荒れ具合がいい、しかし、以前に来たときよりダートの距離が減っていたのは残念だった、しかしここを抜ければ四万十川、足摺が待っているぜ!!。
・この林道は、現在ほとんど舗装工事が済んでしまったそうです、とても残念です・・・・

足摺のキャンプ場

毎回足摺に来るとここに泊まっている、竜串の近くの国道沿いのキャンプ場、ゴミの処分のため多少のお金が取られるが、こう言ったことなら気持ちよくお金を出すことが出来る、もちろん何百円のことだが。
ここは海水浴場が一緒になっているので、体の洗濯と服の洗濯を一緒にする、近くのスーパーにて買い出しをし、宴会準備OK!!、後から来たライダーを引き込み、みんなでどんちゃん騒ぎ、そう言えばここは、名古屋のCBCラジオが聴けるんだ、名古屋弁を聞きなががら夜は更けて行く。


8月12日 (晴れ)

足摺岬

今日はのんびり休息日

たまには観光をしないと、と言うわけで、今日は足摺やら、見残し、海中公園に行くことに。
足摺は、観光客が多いこと、当たり前かぁ、お盆だもんね、それでも人をかき分け無理矢理見て回る、そのうち飽きてきたので今度は見残しへ。
ここは、弘法大師が見残したので名前が付いたそうだ、私は見ていくぞ!!ちょっとえらくなった気分。
いろんな岩が浸食されて、奇岩となったところだ、海の中には綺麗な魚が泳いでいる、これで横に女の子でもいれば・・・・、無理だよね、だいたい上はTシャツで、下はモトパン、ブーツだもん(着替えがないんです)女の子は寄って来るまい。
海中公園はいまいち、高い金払うんだったら、ビールでもその分買うんだった。
早めに戻ってきてやることもないので、一人海水浴場で行水、なんか寂しい。
そのかわり夜は、ツーリングライダーを引っかけて(ナンパと言うらしい)今夜もどんちゃん騒ぎだぜ。

後編に続く・・・・


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