寒中ツーリング in 乗鞍高原


平成7年 12月28日〜29日



今回の参加メンバー


XLR 250BAJA


(私こと)出羽敬人

XR650ドミネーター


丹羽君


それは突然決まった


師走に入り、暮れも近づいてきたある日バイク屋で、「どっか、雪中ツーリングに行きたいなぁー」と私が話をしていると、丹羽君が「乗鞍のペンションに、酒を買いがてら温泉ツーリングしたい」と意見を出したのがきっかけで、乗鞍のペンションに「雪中&温泉&酒のかい出し」ツーリングに行くことになったのだ


目指すはペンションアリス

行くことにはなった物の、雪中キャンプは荷物が多いので酒が買えないので、「民宿にでも泊まるか?」との話に、仲間の中野君が「ペンションアリスがいい」と言いだしたので、ひとまづ決定!!
予約は中野君に任せて、あとはメンバー募集


結局二人っきり

さてさてメンバー募集となったところで、さて誰が行くやら?
2週間ほどメンバー募集でバイク屋に張り紙をしたのだが、誰も来ない!!、真っ先に名前を書いたのが俺と丹羽君じゃなぁ、他の人が行きたがらないか?


いよいよ出発!!

ついに当日の朝7時、予定の5分前につくように出発準備の後、いざエンジンかけてしゅっぱーつ、「あれ」「あれれれ」エンジンかかんないぞ?100回ぐらいキックをしても、プラグを変えてもうんともすんとも言わない、とりあえず、集合場所に車で行って事情を話す、二人で色々やってもぜんぜんかからない、仕方がないのでドミちゃんで引っ張ることに、常備してあるナイロンザイルで引っ張ること100メートル「バラバラ」と音がしてようやくかかったが、排ガスが何か変?ガソリンが腐っていたのだ、速攻でスタンドに寄り、いざ出発!!!!


想像以上の寒さ

名古屋〜瀬戸〜多治見へと抜け、いよいよ中央道へ、予定では途中1カ所で休憩して松本インターに抜けるつもりだったのだが・・・、「さむい、さむい、さむいー!!!」もろに風を受けるXLRは非常にさむい、次のサービスエリアで足休憩、このあとは作戦変更で、サービスエリアごとに休憩するのであった。


国道は快調!!

幸いなこと?に高速は雪が無く、国道に降りても雪はない、「快調快調!!」と言い気になって乗鞍に向けて走って行く、もっと雪がある物だと思っていたので、いささか拍子抜け、しかし、国道を左に折れたら、いよいよ出ました一面シャーベット状の道、「これを待っていたんだよ」と一人ほほえむ


難関、ペンションへの道

県道はシャーベット状だったので、ゆっくり進むと問題はなくすいすいと先に進める、しかし、私達を抜いていく車の人たちはみんなびっくりした顔をする、子供は指さして笑うし、ちょっと情けなくなる、
思ったより楽勝で来て、物足りなく感じてきたとき、いよいよ来ました圧雪路、県道からペンションに行く間の短い道とはいえ、これが又結構楽しめる、アクセルあければ右に左にズルズル滑る、「うーん、楽しいー」


激走ドミネーター

XLRだと丁度楽しめるのだが、ドミネーターはどうかな?と、後ろを見ると走って来るじゃありませんか、でも恐ろしそう、ちなみに、彼は今回タイヤチェーンまで持ってきてるのであった


ペンションありす

やっとの事で、ペンションありすへ到着、「本当にバイクで来たの?」とオーナーに言われる、今年は久しぶりに雪が多いので心配だったそうだ、とりあえず到着後乗鞍高原温泉に行って、旅のあかを落としてさっぱり、「ビールが旨い」、ここのペンションのオーナーもバイク乗りで、ドカとTT−Rを持っている、あとEZスノーもあったな、でも、こんな時期はバイクには乗らないそうだ、あたりまえか、
晩御飯を終え、地元のワインでしばし雑談の後消灯、今晩も外は寒そう。


又エンジンがかからない!!

朝起きると、夜に降ったのかバイクが雪をかぶっていた、外はとても寒い、当たり前かすぐ近くにスキー場があるぐらいだかな、暖機しようとしてエンジンをかけたのだか、又かからない!!「勘弁してよこんなところで」と思いつつキックをすれどもかからない、この雪の中じゃ押し掛けもできないので、仕方がないので県道まで押していくことに、丹羽君のドミネーターはセル一発「いいなぁ」私を横目に颯爽と出発!!、の予定が、「あれあれ?」前に進んでいかない、夜に降った雪でバイクが進まなくなったのだ、結局彼も押すことに、ペンションから表にでるまで30分、ほんの100メートルほど行って、ためにしにキックすると、今度は嘘のように一発始動「なんなんだよ」でも掛かったからにはこっちの物、丹羽君を横目にすいすいと行くのであった


酒酒酒!!!

何とか県道から、国道に出る、もう一安心、安心するともう一つの目的「酒だ!!」と言うわけで酒屋を探す、国道沿いに「深谷酒店」を発見!!私は、「大雪渓濁り」を2本(1リットル瓶)を買う、丹羽君は大雪渓の濁りを「ええっつ、3本!!」しかも一升瓶だ、用意してあったひもでドミネーターにくくりつける、これがあとで命拾いになったのであった


帰りは下道で

行きは高速を使ったため予定より早くついたので、帰りはのんびり下道で帰ることに、塩尻から19号で名古屋に向かう、スピードが出ない分あまり寒くない、奈良井の宿あたりで渋滞しているので隙間を走る、すると渋滞の先頭は下り坂で事故をしていた、片方ずつ通していて我々を急に止めた、しかしその時路面は全面凍結!!何とかXLRは止まったものの(軽いっていいね)ドミネーターは、バックミラーを見ると、そこには90度横になったまま滑ってくるドミネーターが!!、何とか私の横で止まって、そこにいた一同ほっとする、あとで聞くと「こけたら、酒の瓶が割れるので、意地でもこけなかった」そうだ、みんなも転けていけないときは酒を積んで走ろう!!
と、言うわけで色々あったが無事帰宅、寒かったです


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