後編


朝起きると、、、、

朝起きると、頭が「がんがん」痛くって、「だからお酒は、、、、」じゃなくて。

朝起きるとそこは雪国でした、昨日の夜からちらちら降ってはいたのですが、「ここまで積もるとは」、
おまけに、「まだ降ってますね」。
バイクの雪を払っても10分後にはもう真っ白、やはりここは雪国でした。


ありす出発

外はいっそうの雪、こんな時はなかなか出発したくない、
朝食が終わってから準備が出来てはいたのだが、外を見ると「う〜みゅ」、
スタッフのスーちゃんは、昨日雪がなかったのでついTRX850で来てしまい、おまけに熱、
果たして彼も無事に帰ることが出来るのか?。

しかし、いつまでもここにいるわけにも行かないのでいよいよ出発。

帰る前に「ベル」にも挨拶、「犬は喜び庭駆け回るはずなのだが」ベルの小屋の周りには足跡一つない。


雪中行軍

いよいよ出発になったのだが、アリスから県道に出る道は車でもスタッドレスがないとつらい、
バイクはもちろんつらい、上り坂で勢いが付かないまま走ると、車の轍は圧雪になっていてそこに踏み込むといきなりバイクは進まなくなる、
すると、一旦新雪の部分に押して、再スタートとなるのである。

後ろでは中野XLRは大苦戦、よく見るとバイクではなく本人が転んでいるのである、
ちなみにXLRを押しているのはアリスのオーナーです。

なんとか苦戦続きの上り坂を終え、快調に白樺林の中を走る、
とりあえず県道まではもう少し、しかし、下りは下りでスピードのコントロールが難しい、
ブレーキをかけると即ロックするのだ、だからエンジンブレーキを使いながら慎重にとなるが、
エンジンブレーキすらロックするときも、とにかく「慎重に」なのだ。

いつもそうなのだが、こんな間かを走っているとみんな見る見る、ボードを担いだお兄ちゃんなんか明らかにびっくりしていた、子供は指さして笑っているし、、、。



冬の木曽路

雪の県道を下り「たくさん車が走っている国道は大丈夫だよ」のはずの国道に出る。

その大丈夫なはずの国道は、思ったよりも大丈夫じゃない、と、言うのは、
所々滑るからなのだ、「このぐらいは良いだろう」と、アクセルを開けるといきなり滑り出し、
「これは滑りそうだな」と、思って走ると全然滑らない。

しかしそれもほんの10キロほど、下の町に着くと外は晴れ、来たときと同じルートを走って帰る。

帰りの道は、昨日は晩秋だったのだが、今日は正に「冬!!」周りの山もすっかり白くなり、
いきなり冬の木曽路を走っている実感が出てきた。

中津川から高速に乗り、自宅に付いたのは午後8時、念願の雪中走行もできて満足なツーリングでした。


 Indexにもどる

inserted by FC2 system