潮岬ツーリング

2002年3月30日〜31日


今回は行きつけのバイク屋「モトワールド」の春の一泊ツーリングに参加。
しかし、基本的に現地集合のこのツーリングみんなと一緒だったのはホテルだけでした。


今回一緒に走ったメンバー
KLX250SR 私ことこのHPの管理人NORI
XR600 いつもの友人シェフ


伊勢湾岸道

朝6時、緑区某所に集合した(といっても二人だけ)はタイトルにもあるように潮岬に向けて走り出した。
出来たばかりの伊勢湾岸道を話の種に四日市に向かう、
いつもなら並行して走る名四国道を飛ばしていくのだが、さすがに信号のない道(おまけにガラガラに空いている)はとても早い。
三重県に入る頃には左手に「長島スパーランド」が見えてくる、ここはジェットコースターなどがいっぱいあり、
関東で言えば「富士急ハイランド」関西で言えば「姫路セントラルパーク」といえば分かってもらえるかと思う。
これで、料金が安くて(1050円もする)横風が弱ければ言うことなしなのだが。

久しぶりに早くから出ると気分もいい、ちなみに、私の行きつけのバイク屋のツーリングは基本的にほとんど現地集合なので、林道組あり、カッ飛び組ありバラエティに富んでいる。
今回の林道組は我々二人だけだ。


朝定

朝早くから走ると朝食を取らずに出てくるので、腹が減ってくるが、この時間にあいているところ言えばここ「吉野屋」だ。
この時間なら朝定が有りたいへん日本人らしい朝食にありつくことが出来る、しかもリーズナブル。


4ならび

「同じ数字が並ぶとうれしい、あ〜あ〜小市民♪」というわけで、走行距離も444444あんまりうれしくない数字だがやっぱりこれだけ並ぶとうれしいものだ。
しかし数字の暗示があったのか、とある交差点で赤信号を急ブレーキ気味で止まったら後ろからシェフがハンドルに激突!!
しかし、お互い何事無かったかのように無転倒。
「おいおい、ぶつかった時点で40キロは出てたぞ」、「ステムがよじれたかな?ちょっと蹴ってみるよ」と言った具合で二人とも無事でした。


荷坂峠

名四国道を四日市〜津〜松阪へと走り、
42号に乗り換えて尾鷲方面を目指す。
勢和多紀インターをすぎた辺りからどんどん山深くなっていくのだが、紀伊長島の少し手前にある荷坂峠に上ると急に海が見えてくる。この辺りは釣りによく来る海なので見慣れた景色なはずだが、バイクで来ればまた違った風景に見える。
峠の向こうに見えるは黒潮の太平洋、海と山の間の町が紀伊長島だ。


佐渡林道

尾鷲をすぎていい加減舗装路を走るのも飽きた頃に本日一本目の林道、「佐渡林道」に入る。
入り口で準備を済ませ、いざ出発!!!と意気込んで走り出したその直後、なんと!!通行止めの大きなゲートが、、、、、
「これはやられた、、、、、」と一気に意気消沈してしまうのでした。
ガルルでは走れるようなことが書いてあったが、ツーリングマップルの方が正解、注意しましょう。


大又林道

佐渡林道を走れなかったので、我々は隣の大又林道を走ることにした、こちらは地図によるとゲートはないし、
佐渡林道と合流するのでこの先の予定が狂わないのでちょうど良い。
国道からすぐに入って数百メートルでダートになる。
見通しは悪いものの路面は良好、最初に走るにはちょうど良い感じだ、
途中から景色が開け、天気が良かったので山々がよく見える。
猟のために山には入っている車を見かけたので気をつけながら走っていると、林道作業とでっくわした、
「追い返されるかな?」と思いつつ話をすると快く通してくれて助かった、
でも、この作業している区間はまるでMXコースのような路面「誰もいなければ楽しめたのに」と、ちょっと思った。
そこから先は下りメインになると路面状況も変わり少々荒れ気味、素堀のトンネルなども出てきて野趣あふれる林道となったが、ダート区間は20キロもないぐらい、腹6分目ぐらいで国道に出てしまった。


ブラックバス定食

国道425号に出た我々は一路池原ダムに向かった。
ドライブイン池原で昼食を取る予定なのでダム湖に沿って走っていくと30分ほどで到着、
ここでの昼食は「ブラックバス定食」となった。
ブラックバスなんて釣るための魚でリリースするのが半ば常識となっているが元々は食用に輸入されたもの、
うわさでは「おいしい」とは聞くが私も釣ったブラックバスを食べたことがないので興味津々だ。
この池原ダムは大型のバスがつれるので有名なところでダム湖にはたくさんの釣り人がきていた、
ただし、陸っぱりは無理なようだ。
そうこうしているうちに運ばれてきた、見た目は普通の魚フライ定食だ、
舟盛りみたいにブラックバスがそのまま出てきたらかなりいやだがこれなら黙って出されても分からないだろう。
味の方はこれまた普通の魚フライ、あっさりしていて実にうまい。
冷めると淡水魚独特のくさみ(泥臭さ)が出るかもしれないが暖かいうちなら何ら問題はない、
あっという間に平らげてしまった。
それにしても店の中に飾られていた魚拓はグレ、ここならブラックバスかと思った。


山道をくねくね

池原ダムを後にして、快調にKLXとXRは走っていく。
予定では3時に潮岬なのだがすでに昼を過ぎてしまっているのでかなり無理っぽい、
仕方なく白谷池郷林道は通らず国道沿いに南下、大塔州林道に向かうことにした。
山の中の3桁国道をくねくね走る、瀞峡の横を通ったのだが地図にも書いてあるとおり全く見えない、
信号もなければ直線もない、こういった道は案外時間を食うのだ。
川湯温泉を通過した頃にはすでに3時、潮岬での合流をあきらめホテルに直行することにした。


大塔州林道

川湯温泉からすさみに抜けられる便利な林度なので、今回のツーリングの前半最後の林道に選んだ。
何しろホテルのあるのはすさみ、林道を抜ければホテルが待っていると来れば気合いも入る。
が、この林道位置的に便利なせいか車が多い!!
見通しもあまり利かず対向車に気を遣わなければいけないのは結構疲れる、
アップダウンもあまりなく路面はフラットなのでよけいに車も入りやすいのだろう、
でもこんな道なのでヘッドライトぐらいはつけてほしいものだ。
時間も押し迫っているので、あんまり遊ばずさっさと通過してしまった。
ところがここから海まであと十数キロといったところで思いっきり道に迷い又山の中へ、ひたすら30キロほど舗装林道を走ったところで「ここはどこ?」状態、周りはだいぶ暗くなってきたのでとりあえず海を目指して「潮岬」と書いてある方に向かったのだった。


ホテルに到着

国道42号線に向かう途中で「すさみ」の案内を見つけたのでひたすら走る。
そして午後6時半やっと「ホテルシーパレス」に到着、、、、
駐車場のバイクを見るとやはり我々が一番遅かったようだ。
早速部屋に入ってから流れるように風呂へ、あがるとすぐに食事、
遅く着いてしまったとは言えのんびりする時間もない。
総勢20人ほどで宴会、だが女っ気が今年はないのでちょっと寂しい、そうなると自然に食事と酒が進むのだが、
腹が空いているので「とにかく飯!!」なのである。
結構な量の食事もめちゃくちゃ腹が減っている我々にかかればあっという間に平らげてしまい、宴会もお開きとなった。
その後各自部屋に行って宴会の続きになるはずが、10頃に落ちてしまい後は翌日へと続くのだった。


シーパレス出発

翌日は朝7時には目が覚めて早速出発準備、早い時間から取りかからないと統率の取れてない我らいつまでかかるか分からない。
そう言いながら出発準備が整ったのはすでに10時前、記念写真の後ホテルを後にする。


潮岬

ホテルを出て国道に出てから我々二人は又別行動、みんなは山の中を走って帰るそうだが我々は海沿い、ここでお別れだ。
その後二人は国道42号を東へ、目的地は本州最南端の潮岬だ。
海を右手に見ながら晴天の中を走るのは気分がいい、あっという間に潮岬、とりあえず記念写真を撮ってから散策するのだが、MXブーツでは歩きにくいのであまり遠くには行けず。

潮岬にはキャンプ場もあってなんと無料!!
ちょっとお得。


大島

潮岬周辺には海中公園などもあり見所はいっぱいなのだが、野郎二人ではつまらないので先を急ぐことにする。
そうそう、串本には大島がすぐそこにあり「ここは串本、向かいは大島、なかを取り持つ巡航船〜♪」なんて歌もあるのだが、今では大島は橋でわたれる、時間のある方は大島までぶらっと行くのも良いだろう。


那智勝浦

さすがに名古屋までの道のりは遠く、いい加減おなかも空いたところで那智勝浦にて昼食を取ることにした。
那智勝浦といえば以前行ったことのある鉄火丼500円の店に行ったのだがなんと休業(02年3月末現在)??残念、
仕方なく漁港あたりをぶらついていると「お食事処」ののぼりが目に付いたのでそこに決定!、「木下商店」にはいる。
ちょうど昼時と言うこともあっていっぱいかと思われたがカウンターが空いていたのでそこに陣取る。
刺身盛り合わせ、鯛の子、マグロの心臓、ご飯をたのむ、
最初に出てきたのは鯛の子、これが絶品!!、いっそのこと鯛の子とどんぶり飯で鯛の子丼にしたいぐらい、
この時期しか味わえないので大変ラッキーだ。
刺身もおいしいしマグロもさすがにマグロ漁港だけあっていける、ビールがほしい!!でも飲んだらもう一泊になってしまう(精神的にはそれでも良いのだが、いろいろしがらみもあるので断念)。
次回は、ここを拠点にしてゆっくり回るのも良いかもしれない。

これがその鯛の子、うまかった。


雨、、、

勝浦を出てからしばらくは天気が良かったのだが、名古屋に近づくにつれ天気が怪しくなってきた。
我々は、寄り道(林道)もしたかったのだが、早めに帰ることにして勝浦からオレンジロード(年中ミカンがなっているミカン畑のなかを走る)〜42号線をひたすら名古屋へ。
途中、国道沿いにある海山町の「おさかなランド」にて帰りの土産(干物)を買って(これがうまかった)一気に勢和多紀インターへ。
ここで、高速に乗るかそのまま国道で行くか迷ったが「雨もまだ降ってこないし国道で行こう」と決めて走り出したらすぐに雨が降ってきた、世の中そんなものである。
そう言えば一緒に走っているのはシェフ、彼と行くと必ずどこかで降られるというジンクスはまだ生きているのか?
半分あきらめながら走っていると四日市あたりではすっかり雨もやみドライに、ここからペースアップ。
日も暮れるのも早いので家に着いた頃にはすっかり真っ暗、帰宅は7時でした。


走行距離 760キロ
燃費     約25キロ
費用     約20000円(ホテル代込み)

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