剣山スーパー林道ツーリング

2002年5月1日〜3日


いったい誰が最初に言い出したのか、、、、「剣山スーパー林道は距離は長いけどフラットで走りやすいよ」なんて、、、
とりあえず無頓着な4人が思いっきり林道を堪能してきました。


今回のメンバー

私ことこのHP管理人NORI

GIANT ATX-870
私とともにチーム36、gさん

SPECIALIZED SJ M4
サイクルランドジパング店長

TOYOクロモリ
林道初心者 コケ松君

JAMIS DAKAR

まるで夜逃げ

構想数分、準備期間数日を掛けたツーリングいよいよ出発の日がやってきた。
ハイエースに自転車4台と4人分の荷物、そして参加者4人で満載。
まるで夜逃げ」のごとく8時閉店のはずがいつものごとく閉店時間もずれ込んで夜10時出発となった。
運転していた店長の大ぼけで少々回り道をしたが比較的空いていたこともあって順調に車は進み、名阪国道〜阪神高速〜淡路島〜四国に入る。
四国に入る頃には運転手は私が担当して勝手知ったるスーパー林道までの道のりをひた走った。


通行止め?

しばらく仮眠していよいよ起点へ!!
と、向かったのだがそこには「工事中のため全面通行止め」の看板が、、、、
本当に通行止めなら自転車ぐらいは通してくれるだろうがハイエースは通してくれないだろうから困った。
店長をのぞく3人の協議の結果(店長は飲み過ぎで爆睡中)、とりあえず工事部分までこのまま車で行くことにした。
ところがいつまでたっても工事部分は出てこない上にダート区間がはじまってしまった、さらに協議の結果、我々3人でとりあえずもう少し先まで自転車で様子を見に行くことにした。
走る初めて元気いっぱいのまま順調に3キロほど走ると林道の支線にこの先工事の看板があり、「なんだ本道は関係ないじゃないか」と言うことでとりあえず胸をなで下ろす。


本格的に出発

爆睡中の店長を呼ぶためにコケ松君がいったん引き返して呼びに行くこととなった。
その間、私とgさんはそのまま先に走っていくことにした。
それにしてもダートが始まって5キロずっと上り坂ばかり大丈夫だろうか?
しばらくするとハイエースが追いついてきたところで店長も走ることとなった、変わって私がハイエースに乗ることになり改めて出発となった。
今回のツーリングは4人体制で、常に誰か一人が車を運転して伴走することにした、これならば輪行してバイクを運ぶ必要もなく、無理に走りきることもないのでとっても気楽である。
なにしろダートだけでも80キロもある林道なので無理は禁物である。


ヒルクライムその1

最初15キロぐらいはひたすら登り
とにかく少しも下りや平坦な部分はないのだ。
はっきり言って変わってもらった私はらくちん、他の3人はひたすら汗をかきながら坂に挑んでいった。
今日は午後からの天気は悪くなる一方、早めに距離を稼ぎたいのだがそうはいきそうもないようだ。

これは、休憩時に寝転がった店長の汗、酒を抜くためにはもうちょっと汗をかいてもらおう。


いよいよ、、、雨、、、

今回のツーリング、一番心配だったのは天気。
出発時では今日(5月2日)は曇りで午後遅めから雨になる予報だったが、山の天気はそれよりも早く朝から降ってきた。
しかし、雨と言っても霧雨程度、気になるほどではないが、標高が高くなると前方視界が悪くなるのがちょっと困る。
旭丸峠側からの林道と合流する地点が前半部分の峠のピーク、その少し前から私も峠にチャレンジ霧雨のおかげで涼しくて登り甲斐がある?。


ハイエース疾走

峠を越えたら今度は下り、今までずっと登りばかりだったのでそのうっぷんを晴らすべく一気に下る。
下りだと伴走のハイエースよりも早いのでびっくり。
それどころか、「ちょっとペースの遅いバイクなら下りでかもれるで」とはgさんの弁。
下り大好きな店長はこのため(?)にただでさえ効くXTRのブレーキシューを新調してきていた。
でも私のはTXのディスクさらに効くのだが「効きすぎ」との意見も。
この区間ハイエース担当のコケ松君はそれなり(?)にハイエースで楽しんでいる模様、楽しそうなのでついでにガソリン給油にひとっ走り行ってもらった、当分は伴走車なしだが何とかなるでしょう。


ヒルクライムその2

楽しい下りも国道部分から再度スーパー林道に入るまで。
ここからはまたひたすら登りがはじまった。
しかも、しばらくはハイエースが付いてこないので自力で走るしかない。
そろそろおなかも空いてきたし、標高が上がったことで寒くもなってきた、
カッパの準備もそろそろしなければ。
途中にある看板には「ファガスの森まであと○キロ」、この数字が減っていくのだけが楽しみだ。


ファガスの森

ちょうどファガスの森に着いた頃にハイエースが追いついてきた。
ここまでののぼりは約15キロ、途中、高校生にも抜かれ(若いというのは良いねぇ)のろのろと上ってきたところで昼食&休憩、「暖かいものが食べたい!!」。
中でそばを食べていると、さっき抜いていった高校生(?)がいて何でも京都から来たそうだ、しかも今日中にこの林道を抜けるらしい、倍近く年食っている我々には無理な芸当か?


徳島のへそ

ファガスの森を出て、「徳島のへそまでもうちょっとだよ」と思っていたのだが、gさん曰く「どこがもうちょっとやねん!!」とひたすら数キロの登り。
せっかく着いた徳島のへそも霧で全く見えない状態、おまけに誰もいなく寂しい限りだった。
ここで、ハイエースの運転をコケ松君から私に交代。
SPDシューズでの運転だったが(換えの靴がない)何とか運転でき伴走することにした。


やっと最高地点

へそを出て走ること数キロやっと林道最高地点に到着(ツーリングマップ参照)、この霧の中先が見えない登りはいったいいつまで続くのか想像も付かない(むしろ見えた方が辛いという説もあるが)、さあ、ここからは下り(のはず)がんばって下ってもらいましょう。
ところがここで新たな問題が、下りだすと言うことは漕がなくなるので、「寒い!!」のだ。
この林道は、上りだしたらずっと登り、下りだしたらずっと下りなので体が下りでは冷え切ってしまうのだ。
おかげで、下っている最中に休憩を入れるという初の体験をすることになった。


ハンガーノック

10キロほど下ったら今度はまた登り。
しかも路面は写真のごとく15メートル先は見えない状況。
こんなに長時間走ったことがなかった我々にハンガーノックがおそった。
最初に店長が上れなくなってきて、ハイエースの運転を私と交代(強制収容)、次に交代した私が動けなって強制収容、そしてしばらく走るとコケ松君が止まっていたところで本日の走行終了。
ちょうど予定していた3時半なのでビバークすることに。
日奈田峠から20キロほど行ったところだ。


本日の宿

道ばたの広くなったところでのビバークとなったのだが、車に荷物を積んでられたぶんずいぶん楽なキャンプとなった。
こんな天気なので夕方までに通っていったバイクが2台だけ。
食事を終えて8時頃には失神するかのごとく全員就寝、「早!!」


走行2日目

次の日も天気は回復せず、昨日と同じような霧の中の走行となった。
ビバーク地点から山の家まではひたすら登り、朝一から乗り出した私だったが昨日の疲れが回復していなかったためあえなく10キロほどで強制収容、走行しているのはgさん&コケ松君だけ。
gさんは余裕でガッツポーズを見せるがよく見るとハンドルがふらついてますよ。


一気に下界へ

山の家をすぎてトンネルをすぎるとそこは下りだった。
ここから終点高の瀬峡までひたすら下り、距離にして20キロほど「いってらっしゃ〜い」

標高が下がってくると霧も晴れてきて見通しが良くなる、
こうなれば気分の良いMTBツーリングになってくる。
ましてや店長は下り好きついつい上がってくるスピードには注意。

もうすぐ終点、この二人は今何を思うのかな?

でも、足はこんな風、もちろん泥よけの付いていない自転車だから顔だって似たようなもの。


終点

そして高の瀬峡の終点へ、トップの写真と違うって?、
こちらは付いた直後の写真で、トップの写真は着替えたあとの写真でした。
今回の最高速は56キロ、一番距離を乗ったのはgさん約70キロでした。
果たして次回は何人来るのかな?


帰り道

そして、我々は帰り道に温泉で疲れをいやし。

せっかく四国まで来たのだから、瀬戸内海の海の幸で満腹になって帰るのでした。


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