突風 |
すっかり、疲れと酔いで寝静まった頃、遠くから「ド、ド、ド、ド」と地響きのような音が近づいてきた、
それが我々のキャンプ地に近づいたとき!!
「ブァー!!!!!」とものすごい突風が吹いてきた、
テントはまるで外から3人ぐらいで揺すられたような状態。
「なんだ、なんだ」と起き出したのは私とgさん、
とりあえずなにが起こったのはgさんが把握しに行く、
「タープが飛んだで」と教えてくれたが、「まあ、あれ以上はひどくならないだろう」と言うことでそのままにしておいた。
そして、その突風は夜中中続いたのだった、
おまけに夜になってからすっかり晴天になり気温もぐっと下がって氷点下近くまで下がった、
5度ぐらいまで耐えられるシュラフを着ていたのだが、さすがに寒い。
あさがた車で寝ていた店長はあまりの寒さにエンジンをかける始末、
来年は防寒対策も必要だ。 |
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朝食 |
突風の被害も少なく「自転車が飛んで行かなくて良かった」ので、早速朝食の準備。
去年は朝から「カップラーメン」だったが、今年はひと味違う。
今年の献立は焼きおにぎりとみそ汁、そして、昨夜の残り物で作った「スクランブルエッグ風野菜炒め」である。 |
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2日目出発 |
いよいよ2日目のスタート!!
本日は剣山来てから初めての快晴!!
遠くの野山もはっきり見える。
スタートしていったのは、店長、うぃ〜みさん、gさん、コケ松氏の4人、
店長は起き抜けは調子がいつも悪いのだが、今日は起きてから時間がたっているので元気。
そしてもう一人元気なのがコケ松氏、
昨日は、体が冷え切って調子でなかったのだが、本日はこの天気、この先がんがん引っ張っていきそうな予感。 |
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下り(その3) |
2日目は山の家までほとんど登りのはずが記憶違いか気持ちの良いアップダウン、
そりゃあ去年はここも雨の中だったからいやな記憶しか残っていなかったのかな?
昨日の雨が嘘のように路面はドライ、気温も上昇中。 |
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気持ちよさそうに4台集団で走る。 |
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最後の登り |
気持ちよいアップダウンも10キロほどで終了、
ここからは最後の登り。
斜度もぐっときつくなる、こんな時は天気の良さが裏目になり、
暑さで疲れもピークに。
ここで力を発揮してきたのはコケ松氏、今日は絶好調のようだ。
そしてそれを追うのはgさんから交代したハヤちゃん、初参加とは思えないほどのがんばりを見せる。
うぃ〜みさんはさすがに昨日の疲れが抜けないのか遅れ出す、店長はマイペースで遅れだした、登りはもうちょっと。 |
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山の家到着 |
サポートカーが到着して程なくコケ松氏、ハヤちゃんと到着。
予想よりもずいぶんと早い、
その後のうぃ〜みさんまでしばらく空いて店長到着。
さすがに登りで店長は死にかけ、空にはその弱った店長を狙ってかトンビが旋回している、
「まだ弱っちゃいないぞ!!」と叫ぶ店長。 |
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下り(その4) |
山の家から高の瀬峡まではひたすら下り、
ほとんどこがなくても下まで運んでくれる。
ここで、店長とハヤちゃんがサポートカーへ、NORIとgさんの36隊コンビが乗る。
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この下りを楽しみたくってここまで来たような物、
だんだんペースも上がっていき、ついにはコケ松氏と最高速バトルが始まる。
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下りはちょっと苦手なうぃ〜みさん、もう少しで全線完走の快挙。 |
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高の瀬峡は紅葉で有名なところ、
秋だったら人が多くてこんなに楽しめなかったと思います。 |
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完走 |
そして、走行終了。
「おつかれさまでした」去年に比べてみなさんどうだったか定かではないが、
私は面白かったです、走った距離も去年とほぼ同じ45キロ、
一番は知った距離が多いのはもちろんうぃ〜みさんで82キロです。
距離については誤差もあるので87キロぴったりというわけには行かないようですね。
最高速は46.8キロでコケ松氏、私は45.5キロでした。
ちなみに、gさんはメーター故障のため未計測でした。 |
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べふ峡温泉 |
剣山を離れ、疲れを癒すために温泉に向かう。
今回、入った温泉は「べふ峡温泉」だ、村営のこぢんまりとした温泉で、入泉料は600円。
露天風呂は無く、湯船も10人ほどでいっぱいになりそうな小さな温泉だが、
窓からは周りの景色も見やすく、無理に露天風呂を作っていないのは好感が持てる。
それにしても、走った後というのは「泡が立たない!!」体も頭も2度洗いが必要だ。 |
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田舎寿司 |
体の疲れがとれたところで食事にする、
併設の食堂にて田舎寿司を頼む。
待っている間、壁に掛かった写真を見ると「月の輪熊」の写真があった、この近くで撮った物らしい。
それを見て「へ〜、この辺にも熊がおるんや」と誰かが言ったら、
ハヤちゃんが「だから、熊を見たって言ったじゃないか、」と言う、
gさんは、熊って言わなかったじゃないの、アニマルが出たって」
そこで、私も「熊の糞を見たって言うのに誰も取り合わなかったじゃないの」。
と言うことになり、あの時うぃ〜みさんがチェーンを切らなかったら熊と遭遇していたかも。
そうそう、田舎寿司は、タケノコ寿司が一番うまかった、
アマゴの姿寿司は頭が食いにくいのと、ひれが邪魔でした。 |
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大歩危・小歩危 |
当初の予定では、このまま高松に行く予定だったので、
土佐山田経由で高松に行くことにした。
これがまた大回り、物部から高松に行くには最短ルートはすべて林道「さすがだ四国」。
仕方なく大回りになるのだが、せっかくだから観光をしながら移動する。
そして着いたのが大歩危・小歩危、
岩肌の露出した渓谷なのだが、本当は祖谷渓谷の方に行きたかった、しかし、そちらに行くと大変時間がかかるのでこちらで我慢(?)
おみやげを買って退散する。 |
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びんび屋 |
さて、困ったのが晩ご飯、知っている店があるわけではないので、
「びんび屋って遅くまでやっているかな?」と店長、
「8時過ぎまでは行ったことがある」と私が答えたので急遽予定を変更してそこに行くことにした。
最初からここに行くつもりなら土佐山田ではなく徳島を経由したのだが、思わぬ四国半周となった。
店に着いたのは午後8時半、9時まで営業しているので何とか滑り込み。
さすがにこの時間になると人も少なく、のんびりとしたものだ。
まずはお疲れさまの乾杯、その後腹一杯食べた我々は近くの公園の駐車場で車中泊。
1号車はの店長・うぃ〜みさん・私の3人は12時過ぎまで酒盛りと、○○話で盛り上がったのであった。 |
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