佐久間ダム輪行の旅

2005.05.05


今回の参加者

・NORI(私)  このHPの管理人、またの名を「36隊隊長」とも言われている、
・店長      サイクルランドジパングの店長、今回、店の引っ越しの中、無理矢理参戦。
・gさん      「36隊司令」の肩書きを持つgさん、今回は転けるとやばそうな所なのでマジ。
・つなちゃん   「36隊山岳隊長」こういった廃道は案外得意かも。
・いとうさん   前回に続いての輪行&廃道の旅参戦である、体力テクニックともになかなかのもの。
・まえださん   唯一のフルサスでの参戦、とは言え軽いバイクで体力があるので頼もしいメンバーだ。


去年の輪行+廃道の旅に味を占めて、今回はGW企画としてちょっと足を延ばして佐久間ダムへ、ここの左岸道路は地図には載っているが荒れっぷりがすごいらしい、。
飯田線を利用すればちょうど輪行にはよい距離だし、みんなでトライすることにしました,
が、はっきり言って道と言った代物ではないです、自転車はただの足かせに、、、、


出発
今日は、私にとってGW最終日、
例年なら「剣山」へツーリングに行っているところだが、今年は諸事情もあり日帰りで遠征することとなった。

集合場所の豊橋駅まで、私とツナちゃんは名鉄、
他のメンバーはJRで向かうこととなった。

GWとは言え、朝早くの電車は結構空いていたのだが、
名鉄のアナウンスが悪く、危うく私だけ豊川で飯田線に乗り換えないと行けなくなるところだった。

飯田線
今日は、飯田線沿線で「さわやかウオーキング」があるらしく、豊橋駅は大混雑、そんな中、自転車担いだ男が6人もいるのは大ひんしゅく、
しかし、JRも混雑を見越して2両増結してくれたおかげで全員無事乗ることが出来た。

途中、新城あたりでお客さんはほとんど降りてしまったため、
そこからは貸し切り状態、、
私はしっかり寝させてもらいました。
 佐久間レールパーク
中部天竜駅では、特急待ちのために30分近く停車、
我々はすることもないので、駅に隣接した「佐久間レールパーク」で時間つぶし。

 大嵐駅

長い停車時間も終わり、走り出した電車は今度は長いトンネル、
それを抜けると我々の降りる駅、「大嵐(おおぞれ)」駅に着いた、
そうそう、飯田線の電車は駅についてもドアのロックが解除になるだけなので、空けるのは手動なので注意(閉めるのは自動)
 走行準備
改札出たら、早速自転車を取り出して走行準備にはいる。
予想通り、駅前には何にもない、事前にその点は連絡してあったので、準備に抜かりはないようだった。

特にツナちゃんは、「そんな物どこで買ってきたの?」と、思うばかりの大きなボトルケージ、
そこに付くのは、1リットルのペットボトル。
「もしかしたらこれで足りなかったら、次は2リットルのペットボトルが付くケージ買ってくるんじゃないだろうな?」、

しかし、この後、
ツナちゃんの判断は結構正しかったりするのだ。
トンネル
準備が終わって走り出すといきなりトンネル、
電車があれだけ長くトンネル走っていたのだから、トンネルがあってもおかしくないのだが、
「寒い!!」のだ、今日はかなり暖かい日なので半袖で走り出した我々には十分寒い、
だが、このトンネル結構長く1キロはあるんじゃないかな?

トンネルを抜けるとそこは、、、、、

トンネルを抜けるとそこは「通行止め」標識だった。
始まったばかりの我々は、「いつもこうやって書いてるんだよな」と、ちょっと甘く見てました。

地獄の始まり

通行止めを抜けるとすぐに「なるほど、確かに通行できんな」と言うほどの立派な崖崩れ。
自転車だと担げばよいが、バイクだと無理。
徒歩なら行けるかな?

始まったばかりなので、みんな元気があり、「去年の418号をすでに越えたね」と言う意見も。

まあ、ここだけだったら良かったのですが。

乗れません

崖崩れを越えても「乗れません」なにしろ下はがれ場、
岩がごろごろ、しかも尖ってます。

道には見えるのだが(36隊名物「たぶん道」よりはるかに)、
乗れません、常に「プチ崖崩れ」状態です。

こうなってしまうと自転車は「ただのお荷物」です、
10キロ以上ある荷物は大変重たいです。

常に移動はこんな感じ

乗れないだけならまだ良いが、
「押せない」所も多数あり、こうなると常に担ぎのポーズ。

普段お金掛けて愛車の軽量化にいそしんできた成果がここに現れます、
はっきり言って、「金を掛けた物勝ち」、速く走るためではない、
「楽をするため」である。

橋がない、、、

すっかり橋が無くなっていた、
仕方がないので、こうやって渡る。

ここは担いで渡ると危険なのでバケツリレーならぬ「自転車リレー」である。
へばりつき
今度は、壁にへばりつくように進む、
結構恐ろしい。

こういった所は自転車は谷側、もちろん、やばくなったら自転車捨てて自分は助かるためである。
gさんもかなりマジ
何しろ転倒は命取りだからだ。

ちなみに

下を見るとこんな感じ、
私は高いところが苦手である。
「もっと苦手ない〜みさん」来なくて良かったね。

ここは

ここはまだ優しい方、
今回唯一のフルサスを担ぐまえださん、
よかったね、軽量のカーボンフレームで。

こうなると

一体どこが道か分からないですね、

ところでgさん、「ここまで乗ってきました」って感じで跨らないように。

難所、続々

一人で担いで越えられないところが多すぎ、
バックは爽やかな新緑なのだが、道はゲロ系。

一体どこまで続くのやら。

ちなみにこの時点で大嵐から5キロほど、
ちょっと不安になってきた。

無言

このあたりまで来ると、
全員無口になってくる。
心の中でちょっと腹が立ってきている部分もある。

しかし、自然相手だから起こるわけには行かない。

今の気持ちはただ一つ、早く電車に乗って「旨い○−○が飲みたい!!」
やけくそ
すでにここまで来るとやけくそ、
その気持ちと比例して道もやけくそ。

どこを通って良いのか分からなくなってきてるが、
本能の赴くまま進むのみ。
これで終わりか?
「これで終わりか?」と思わせる道路標識、
久しぶりに文明にふれた気がする。

しかしこの標識、よく見ると
「我々の進む方向が通行止め」
なのだ、
「ぢゃあ、さっきまでのは何、、、、、、」
一抹の不安がよぎるのであったが、
果たしてその予感は当たるのであった、、、、、
本日の大賞
先ほどの予感は当たりまくり、
なにせ、100メートルに1回以上(時には2,3カ所)崖崩れ、
乗れるのはその中で数十メートル、写真を撮る気にもならず、終始無言で黙々とこなす。

おまけにここまでは予定の半分。
「帰れるのか?」

と思っていたところに、今回最大の崩落地点、
距離100メートルほど、行ってみないと通れるのかどうか分からない、
向こうに道があるのか分からない、、、、

大嵐から約8キロ(担ぎが多く大変不正確)
まともな道
最大の難所をすぎると、そこから大した崩れもなく、
いきなり整備された林道となった。

「こうなったら思いっきり走らなきゃ」と、おもっても、そこまでに疲労した体はダメージが大きすぎ、
気持ちは先行しても体は言うことを聞いてくれない。

それでも必至に最後の快走。
終了
今回のルートのゴール佐久間ダムだ、
反対側のゲートを越えれば、中部天竜駅まではひたすら下り、
もう、ほとんど漕がなくても良い。

流れ解散
帰りの電車は全員爆睡。
私は豊橋でみんなと別れて一人名鉄。
ほかのメンバーはJRで帰るという流れ解散。

今回のルートまた来たい?
「絶対に行きません!!」
との心強い言葉をいただきました。




総走行距離  25`
費用      約4500円
燃費      ???`


 INDEXに戻ります。

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