2001年 GW四国ツーリング 後編

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沈下橋は四万十だけではないのだ、だがこの橋は隣に新しい橋を建設中、近々なくなる運命か、、、、、


スーパー林道 

その後、あんまり休憩を入れずにひた走る、が、さすがに2時間を超えたあたりからちょっと疲れてきてペースダウン、
幸い気温があんまり高くないので脱水の心配はない物の「これはエンデューロか?!」の愚痴も出る始末。
でも、まだ半分終わってないんだよなぁ、オンロードだったら大したことない距離でもやっぱりダートばかりひたすら走るのは疲れるのだ、ちょっとミスすると怖い目に遭うし、早めのペースダウンが肝心だ。


スーパー林道続き

やっぱり剣山は日本一の林道だ、走れども終点につかない、
おなかも空いてきたので「山の家」間でたどり着ければ何か食えると思いきや、
「本日は1時半にて閉店いたします」の張り紙を見てがっかり、
「これはキャンプ場に帰るまではなにも食べられないぞ」と覚悟を決める。

休憩がてら埃まるけの姿でうろうろしていると地図のある部分に目が留まった、
そこには「農村レストラン出羽」おなかが空いてることもあって「行きて〜」、
次回剣山に来た折りには是非寄りたいところだ。

ところでここまでどうやっていくんだろ?、地図を見る限り道はないし、
ダムの所で釣りやっている兄ちゃんにでも聞くか。


何とか前半終了

何とか無事林道を走りきって国道に出た、とりあえずバイクに飯!!
つまりガソリン給油だ。

国道を左折してしばらく走るとガソリンスタンドがあるのだが、2台とも4ストと言うこともあってガス欠することもなく無事到着、
缶ジュースでのどを潤してから復路の準備、
今度は私がビデオカメラを積んで走る番なのだ、ビデオを積んで走ると言うことは後ろを走るのだが一抹の不安が、
それはシェフのバイクは600なのでいっぱい石が飛んでくると言うことだ。
なるべく真後ろに着かずに走ろうと思ったのでした。

とりあえず給油も終わり、短いながらも休憩もして再発進!!


いざ復路

スーパー林道に再突入したが、思ったより往路で時間がかかったので、とりあえず日が暮れる寸前まで走って日が暮れる直前に国道に出てキャンプ場を目指す作戦に変更。

とは言え、50キロ以上はダートを走らなければいけないので、一生懸命走らないとキャンプ場に何時に着くか分からないのだ。

一生懸命走るのは良いが、すでに疲れもかなり来ているので気ばかり焦ってちょっと危険な状況になることも、
考えてみればエンデューロだってこんなに長時間走ることはあんまりないもんなぁ。


日暮れ

復路も疲れた体にむち打って走ってきたが、いよいよ日暮れが迫ってきた。
林道で日が暮れてしまうと、我々のバイクではヘッドライトが暗くて前が良く見えなくなってしまう上に、すでに疲れもピークになってきたのでこのまま走り続けるのは危険と判断して、残り30キロほどを残して舗装路に逃げ込むことにした。
崖下直行便はいやだもんね。
それにしてもここまで走ったダートは約170キロ、間違いなく一日のダートを走った距離の新記録だ、次回はもっと早く来て是非往復走りきりたい。


キャンプ場まで

国道に出てキャンプ場までの距離は約30キロほど。
すでに太陽はほとんど山の中に沈みつつあるのだが、まだ薄暗い程度。
舗装路に入ってしまえばもう安心、ここからはのんびり山の中のツーリングを楽しむことにした。
国道沿いには「大釜の滝」や素堀のトンネルなどもあり走っているわれわれを楽しませてくれる道だ。
山深い国道からもっと山深い県道に入ってキャンプ場まで直線距離で10キロほど、
GPSで位置はずっと捕捉しているので確実に近づいていることが分かるのだが、ここまで山深いと時々弱受信になり位置をロストする事もあるのだが、私のGPSは電波捕捉が早いので、ちょっと開けるとすぐに位置を知らせてくれるのでとても心強い。
すっかり日が暮れてしまい、すでにあたりは真っ暗、私のKLXもシェフのXRもヘッドライトに関してはとても寂しいので、舗装路なのだがくねくね道はあんまりよく見えない、ここは一層慎重に走る。


キャンプ場にて

キャンプ場に着いたのは夜8時だった。
さすがに回りのライダーは食事も終わり片づけに入っていた頃に我々は戻ってきた。

まずは、温泉で今日の疲れと汗を流す、
キャンプ場から川を渡った所に温泉があり、キャンプ場のお金を払ったときに温泉が半額になる券がもらえるので、
ちょっとお値打ちだ。
露天風呂ではないが、石鹸類もそろっているし、無料の貸しタオルもあるので手ぶらでも安心、
月ヶ谷温泉の名前の入ったタオルが欲しい人は200円にて販売中だ。

一通り湯に浸かり、すっかりリラックスした後体重計に乗ると62キロ、
このツーリングで3キロも痩せてしまったのね。
ちなみに、宴会用のビールは温泉で買えるので(温泉価格だが)よく冷えたビールもここでゲット。
宴会用のビールも買ったし、いよいよ今晩の宴会だ。
まずはお米をといで「簡易いかめし」の準備が終わったら「かんぱーい!!!」。
ご飯の準備をしてからビールを飲むのがいつもの慣例になっていて、ビールを飲みながら私がご飯担当、シェフがおかず担当なのもいつもの通りだ。


そうそう、今回はいつもとひと味違った夕食を楽しむべく新兵器を持ってきたのだ、
今回のツーリングは「疲れていて食事どころではないだろうと」思ってあんまりこった食事を作らない代わりに、
ちょっとでも楽しく食事ができるように「バーベキューコンロ」を持ってきたのだ。

これが畳むとコンパクトになる優れもので、畳んだときはツーリングマップを一回り大きくしたぐらいになり、
広げれば十分二人分のバーベキューはまかなえる代物だ。
近所のリサイクルショップで300円だったので速攻で購入したのだ、ちなみに出所は不明だ。


よく寝た朝

前の日ほとんど徹夜だったせいかよく寝た。
なにしろ、コッヘルを洗って片づけたまでは覚えているが、その後は失神するがごとく寝てしまったのだ。
シェフも最近鍛えられてきて私のいびきぐらいでは起きなくなってきた、
聞くと「いびきなんかかいていた?」というが、自分に自覚があるのである、強者だ。

やっぱりちゃんと寝ると目覚めも良く、さわやかな朝と行きたいがあいにくの空、
いつ降り出してもおかしくないのである。
「さっさと食事して降る前に逃げるぞ」と朝食しながら慌ただしくテントの撤収。

なんとかカッパを着ることもなく出発することができた。


びんび家

四国と言えば最近毎回この店によるのだが、特にここ数年は大繁盛していてピーク時にはいつまでも待たされることが多いので、
今回は昼食時間よりも少し早く飛び込むことができた。
注文したのは今回は「おまかせ定食」2000円也だ。
季節によって多少メニューが変わるがいつ来ても分厚い刺身が旨い!!
そして一緒に出てくるわかめたっぷりのみそ汁と言いこれ食べなきゃ四国に来た甲斐がないという物だ。
次に来たときはなに食べようかな?とメニューを横目に見ながらの食事、
次に来たときはやはり、「しまあじの刺身定食」だ!!今から予告。


いよいよ帰宅へ

四国からの帰りのルートは当初鳴門大橋〜明石大橋経由だったのだが、両方の橋を渡ると料金が高いことと、その後が遠回りなのでちょっと悩んでいた。
しかし、徳島に戻ってから和歌山までフェリーに乗るのも何だしとりあえず淡路島まで鳴門大橋で渡ることにした、
とりあえず今のところは雨が降っていないので時間と距離を稼ぐためにも先を急がねば、
そう思って走っていたらついにと言うか何というか、雨が降ってきたのだ、洲本あたりで急に「どば〜!!」と降ってきたのだ。

仕方なく道路横の空き地にてカッパを着込みここからのルートを相談。
とは言っても、ほとんど私に一任なのだが、つまりわかりやすく言うと独裁状態。
で、「明石大橋は高いからどこかからフェリーで渡ろうか?」と言うと「任せるよ」とのシェフの一言、
とりあえずフェリー乗り場を探して出発となったのだ。

さて、フェリーで渡るのは良いのだが肝心のフェリーがない、橋ができてからと言う物、利用者が激減のためなくなってしまったのであろう。
洲本を抜け次なる港は津名だ、ここも半分あきらめムードだったのだが、「フェリー」の文字が!!
そこで早速津名港に向かったのだった。


土砂降りの中

津名港に着くとフェリーは行ったばかり、走っていくことも考えたのだがフェリーは泉佐野行き、つまり関空の横に行くのだ。
と、言うことは帰りにはっずいぶん便利(混んでいる京阪神間を走らなくても良い)なので小休止をかねてフェリーを待つことにした。

待合所では名古屋ではやっていないお笑い番組「FUJIWARAまじっすか?」をやっていて、楽しませてもらった。
フェリ−の中ではまたもや失神、気がつくと関空が見えていて、関空に行く橋には電車が走っていた、「また雨の中走りますか」と準備をして名古屋に向けて走り出した。
途中で1回のガス給油を挟んで湾岸線〜阪和道〜東名阪〜名阪国道とひたすら走る走る。
こんな時はオフロードバイクは風と共に雨ももろに食らうので疲れも倍増だ。

西名阪に入る頃にはすっかりお疲れモード、ペースも少し落とし気味で走っていると「桑名から先渋滞」の文字が、桑名で名阪ともさようなら、名四国道に入ると桑名からの渋滞の影響もなく調子よく名古屋まで、ガス欠の心配もあったのだが(シェフはすでにリザーブ)無事家に帰り着くことができた。

帰りに雨が降られるのは本当に疲れる。


総走行距離 845キロ
燃費     約30(一般道) 約18キロ(林道)
費用     約20000円


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